東京代協セミナー
7月14日、東京損害保険代理業協会(東京代協)のWEBセミナーが開催されました。
講師は元金融庁の成島康弘氏で、タイトルも「金融庁検査の着眼点」という興味深いものでした。
事前の登録者は1000名を超えたらしく、関心の高さが分かります。
最初に立入検査の概要から入り、実際に検査をされていた立場でリアルな説明がありました。
「体制整備が不十分な代理店は無保険状態と同じ」という発言に全く同感です。
保険をお客様にお勧めする立場が無保険状態では信頼など得られるわけがありません。
また、募集人(社員)教育の重要性にも触れ、この業界は知識が重要であり、
常に研修や独学で、商品や周辺知識の習得に努めることが重要とのことでした。
今後はさらに、企業としての文化(カルチャー)も検査していくことになり
経営者は営利や数字だけを追うような企業にしてはいけないとのこと。
そのために、社員の報酬体系や働き方を考慮し、会社全体で顧客本位の業務運営が
自然に行われる企業文化を浸透させなければなりません。
当社では毎回の会議で、お客様の声を全員で共有し、どうすればお客様に喜んでもらえるのか?
考え続けています。
このような地道な積み重ねによって、理想の企業文化が形成されていくと実感しています。