有識者会議報告書
6月25日(金)金融庁主催の
「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議」
(以下有識者会議)報告書が公開されました。
https://www.fsa.go.jp/singi/sonpo/houkokusyo.pdf
昨今の損保業界不祥事を受け、4回にわたり有識者会議が
https://www.fsa.go.jp/singi/sonpo/
開催されその報告書になります。
報告書には、損害保険業界の商慣習や市場環境について
懸念されており、制度やモニタリングの見直しが求められています。
今回の問題は、大規模代理店が対象であり我々のような小規模代理店から
見ると雲の上の話ですが、業界一緒くたに見られることは本当に残念です。
報告書には第三者評価を検討すべきとあります。しかし、
過去の経験から、不祥事案を受付管理する機関があった方が
効果があると思われます。
不祥事と思われる案件は昔からありますが、金融庁は個別案件に
対応しないことが多く、その案件が業界慣習にまで拡がるのです。
ビッグモーターの件も個別案件を野放しにした結果と思います。
我々は現場で自動車ディーラーなどの不祥事案件を数多く見ています。
しかしそれを報告する機関が無いのです。
保険業界にも証券取引等監視委員会のような機関が必要です。
取り締まりを強化するという話ではありません。
少なくても現場の声を集約し、現状を知ることから
改善に繋がるのではないでしょうか。
規模や増収から品質の評価になることは良いことです。
では品質って何?その基準を満たさないと顧客本位じゃないの?
常にお客様と向き合う小規模代理店は、そんな評価よりも
お客様に喜ばれるために顧客本位で日々奮闘しているのです。