業務改善計画書
2月29日(木)損害保険各社が金融庁へ
業務改善計画書を提出しました。
業界の一員として改めてお詫び申し上げます。
昨年12月の業務改善命令に基づいた提出ですが、
保険料調整行為がその要因です。しかし、この問題は
単に独占禁止法の遵守といったレベルではありません。
業界の常識である営業最優先主義が根本にあります。
皆様も「保険」と聞くと「勧誘される」と思いませんか?
しつこい営業の代名詞と言っても過言ではないでしょう。
それ位、営業現場では「契約」や「数字」が評価され
無理をしても契約を取ることが浸透していたのです。
ビッグモーターや政策保有株など、問題視されているケースも
全て営業数字を最優先するために業界の常識でした。
顧客本位の業務運営が求められているにも関わらず、です。
この問題が起きてからも「本業支援して何が悪いの?」と
言い放つ保険会社の発言を聞く度に唖然としました。
(その代償で契約を回してもらう)
今回の改善計画書は業界が変わる指針にしなければ
なりません。業界とは損害保険業界だけでなく、
生命保険業界もです。まずは保険会社社員が計画書を
読み込んで行動に移すことが大切です。
そして風化しないよう、まさにPDCAサイクルで
確認が必要でしょう。
当社では当たり前だった顧客本位やPDCAが
真に業界の最優先になることを願っています。